フラットな千早と屈折したファンの話。


 動画中でも書いたんですが、この話……つまり、
「いわゆる“千早いじめ”は、千早への愛の表れなんだよ! 本当に千早が嫌いな人はそんなことしないよ!」
 というのは、ずっと以前から言いたかったことで、この動画の案はかなり前からありました。
 
 それを今年になって作ることにしたのは、中の人である今井麻美さんが、「千早いじめ」に胸を痛めておいでのようだったので……。
 今井さんがこの動画を見るとは思えないけれど、でも
「あれも愛なんです!」
 と言いたかった。
 
 まあ、それでも、やりすぎはよくないですね。ごめんなさい。
 
 ちなみに、この動画で技術的にめんどくさかったのは、

 ニコニコテレビちゃんから、ちひゃーと星が飛び出してくるシーン。
 カメラ制御がー。
 
 ……ものの数秒なのであまり印象に残らないかも知れませんね……。
 そんなものです。
 
 それはさておき、単作動画というのは、シリーズではあまりやってないことを試せる場でもあり。
 
 この動画は、ワイドサイズ動画の練習でもあります。
(「鍋いっぱいの幸せ〜千早の寸胴編〜」http://www.nicovideo.jp/watch/sm17709904もワイドでしたけど)
 また、台詞枠もちょっとがんばってみました。
 
 AviUtlの機能で作ってるんですよ!
 ……というのは、これはもう技術的にはWilyPの動画を見ながら作ったわけで。

(画面作りは8分50秒あたりからですね。……この動画、3分割くらいしても十分な内容の濃さだと思います……)
 
 そしてデザイン的にも、ななかPの「島村卯月「ここが765プロか‥‥」」をほぼ丸パクりしております。
 勧めるまでもなくたくさん再生されてる動画ですが面白いのでおすすめ! 短いし!

 
 ……タイトルが「とのばな」だ、というのは、コメントで言われるまで同シリーズを知らなかったので……。
 むしろかぶってしまって恥ずかしいです。
 
 まあ、そのおかげですごくいいシリーズを知ることができたのでうれしいのですが。
 
 それから、サムネにもなっている、千早がニコ厨に死を!」と叫ぶ時の文字エフェクトも、参考にした動画があったのですが……。
 
【AviUtl】文字をかっこよく装飾する方法紹介

 
 ……ご覧の通り、視聴できない状態になってしまっています。
 
 投稿されて割とすぐに見たのですが、
「こんなのかっこよくない」「むしろ見づらいだけ」
 といった心ないコメントがつき、投稿者の心が折れてしまったようです……。
 
 動画紹介文に
「見た目を追及した結果文字が見にくくなってしまいました 本当に申し訳ありません・・・」
 と追記されています。
 
 私自身は「これは参考になるかも」と思って、すぐにリンク先からプロジェクトファイルをダウンロードしたのですが……(そしてその時点では読み込めなかったのでAviUtlのアップデートまでした)。
 動画を公開するって、恐ろしいものですね。
 
 ゲームのプレイ動画でも、うかつに「上級者プレイ」などと銘打つと、些細なミスが「上級者w」「俺の方がうまいな」等と叩かれてしまいますし。
 その一方で、「ほぼ初プレイ」と書いてあってうまかったら「どこが初プレイなんだよ」「この動きは明らかに何周もしてる」などとそれはそれで叩かれたり。
 
 ……なんとも。
 ニコマスの平和な文化がありがたいです。
 
 ……と、演出とかはさておき、内容的にはかなりやっつけでした。
赤旗の歌」とか、普段私の動画を見てくださってる方……「千早→フラット→平等→共産主義」というネタなんだ、とわかってくれる人にしか意味のないネタも多く、わりと滑ってしまった気がします。
 
 また、最後、千早が「たまには屈折していない愛が欲しい」と訴えるのも、すごく悩みました。
 
 当初は、絵理とサイネリアが千早いじめをして、そこで千早が
「たまには屈折してない愛が欲しい!」
 と叫んで、視聴者の方々が愛を叫んで(予想)めでたしめでたし……という形を想定したのですが。
 
 しかし、前述のような事情で今井麻美さんへの言及をしなければ気が済まなくなり、話はメタの世界へ。
 つまり、千早いじめをしているのは絵理でもサイネリアでもなく、そんな話を書いているニコマスP……とりわけ私である、というレベルの話になります。
 となると、千早の叫びもそのレベルでの叫びということに。
 
 私(=ヨーゼフP)が千早いじめの話を書いて、それに怒った千早が
「ヨーゼフP、たまには屈折してない愛をください」
 って叫ぶ話(を書くヨーゼフP)……。
 
 なにそれキモい。
 自慰行為は隠れてやれよ。
 
 ……というわけで、なんかすっきりしないのですが、「そうでしょうみなさん?」と、視聴者に話を向けておいてから、そっちへ向けて千早が訴える、という形で逃げることにしました。
 逃げ切れたかというとあんまりそうでもない気がしますが。
 
 千早が涙目で登場するシーンの背景は、舞台袖……つまりステージの外側で、メタ言及だからなんですが……言わなきゃわからんですよね。

 
 ちなみに、ここの逆光の演出は、ボン太くんPの改変静画記事を参考にしております。
http://ch.nicovideo.jp/bontakunp/blomaga/ar60220

 
 まったく、先人は偉大です。
 
 と、それはさておき、今井さんが傷つくのは本意でないので、千早いじめは少し自重しようと思います。
 ……多少は。