34回(その2)

その1→http://d.hatena.ne.jp/JosephP/20130827
 
 さて、お風呂回。
 
「認証中です」以下のメッセージをどうするかは色々試行錯誤しました。

 この動画シリーズで、突然映像が途切れると、大抵「カメラマンが始末された」か「おいカメラ止めろ」なので(どっちも似たようなものですが)。
 そう誤解されないようにするにはまずなんと書けばいいかなあ、と。
 
 コメントを見るに、おおむねきちんと伝わったようで良かったです。
 振込先である「ニコニコ証券」は実在しませんし、むしろこの時代にはニコニコ動画が存在しませんが、その辺は時空の歪みが云々ということで……。
 
 ちなみに、「認証画面」の背景に出ている建物は、「世界首都ゲルマニア」の中心に建設される予定だった「聖杯神殿(国民会議場)」です。
 左右でぐるぐる回っているマークは、(モザイクがかかっていますが)歓喜力行団のマーク……だと思います。
 
 MMDでがんばって作ったお風呂シーンに、「ラインの護り」とか流して台無しにするのはなかなか楽しかったです。
 上等な料理にタバスコをブチまけるというか。
 いや、「上等」と言っても、実際に拡大して見たら、アラがいっぱいあるんですけど。
 どうしても、足首がねじくれてしまったりするのですよ……。
 
 あと、このシーンは、アイマスMMDモデルと、獣娘三姉妹(長女)……

 ……の、服を脱がせたのを合成しているんですが、脱がせたら、映ってはいけない部分もきちんと描き込んであってですね……。
 拡大していただくわけにはいかない。
 
 ロリっ娘モデルなのでいささか胸に物足りないものがあり、実は美希とかは若干モデルを変形しております。
 えー、1ピクセルくらい胸のサイズが変わっている、かな?
 しかしうまくいじるのは難しいので大体あきらめました。
 モデルを作る人とかすごすぎます……。
 
 あと、小さくてわかりづらいのですが、最後に春香さんが
「千早ちゃんも手をつなぐ?」
 と尋ねる時は、首をかしげて手を差し出しているんですよ!

 手元の動画だとすごくかわいいんですが! 大きいサイズでお見せできなくて残念です!
 
 えー、温泉回、というコメントもありますが、「スパ」ということで、温泉かどうかは定かでないです。
 でも、温泉でなきゃこれだけの湯量は大変だろうなあ。
 
 あの、この風呂の背景に使っている写真は、「ヴァイスロイ・バリ」とかいうホテルのプールなんだそうです。
 片側が高台になってるのは本当ですが、実際にはもちろん鳥居はありません。(怪しげな仏像があったりはする)
 このリンク(http://bali-oh.com/hotelflash/hotelv001.html)の下側、「メインプール」から、360度のパノラマ写真が見られますが、動画の印象よりはだいぶ狭く感じるかも知れません。
(動画ではだいぶスケールを嘘ついてるので)
 
 動画中の水面や水中の表現は、AviUtlのエフェクトを何重かにかけて実現しているのです……が。
 これを作ってからしばらくして、MMDですごいリアルな水面表現が可能なことを知りました。
 ……だったら最初からそれを使ったのに……。
 
 風呂のお湯が画面左手に向けて流れ落ちていることがうまく表現できなかったのですが、MMDを使っていればわりと簡単に可能だったようです……。
 
 ……それにしても、「ヴァイスロイ・バリ」、一泊で軽く6万円とかか……。
 バリよりトロピコ旅行の方がいいですね!
(暑さで脳内現実と外部現実の区別が曖昧になっています)
 
 なお、動画中で、雪歩は「和風露天風呂?」と言っていますが、トロピコ人のスタッフは「日本式」と言ってます。
 その辺に、スタッフの認識の程度を感じていただければ(細かい)。
 
 それと、やよいが「お風呂はみんなで入った方がお得」と言ってるのは、ガス代の話です。
 何度も追い炊きするのは不経済なので、高槻家は可能な限り兄弟や家族で一緒に入っているに違いないと思います。
(仕事で遅い人がいる気もしますが)
 
 さて、今回初登場の警官の立ち絵ですが、一応、ゲーム本体のグラフィックに似せることを目指しました。
 

 ……でも、並べてしまうとあんまり似てないですね。
 
 無線カメラがオーパーツ扱いされていますが、実のところこの時期のカメラ技術ってよくわかりません。
 家庭用の製品でそんなのはなかったと思いますが、特殊用途ではどうなのかはちょっとわかりません。

 なお、あの迷彩柄は、ドイツ戦車をモデルにしております。
 
 それから、「コロリ研」……「コロリョフ研究所」は、一応架空の組織です。
 あのシンボルマークは、本来は「エネルギア」(かつての「コロリョフ設計局」)のマークをいじって作ろうとしていたのですが、それをソ連ぽいレトロフューチャーな感じに手直しするのが自分の手に余ったため、結局自作しました。

 これが元のマーク。
 

 試行錯誤中。
 

 完成形。
 
 あとは、アネクドートの話。
 
 ……それにしても、オチを先回りして言ってしまう方がたまにいるんですが、やめて欲しいです……。
 
 それはさておき、ブレジネフの肖像を持ち出す話、元ネタでは、出国する時には
「“これは何か”じゃなくて“これは誰か”でしょ?」
 と言い、イスラエルに入国する時には
「“これは何か”でしょう」
 と言うことになってるんですが、そこはすっぱりカットしました。
 あんまりそこが面白いとは思えなかったからなんですが、実は重要な意味があるのかも知れないのでここに書いておきます。
 
 さて、次回はお待たせしない……といいのですが、正直、内容のアテが今のところまったくないのでした。いや困った。