「プレシデンテ春香のトロピコ建国日記」

 動画を見る前に概略をつかみたい、という方(いるのか?)のために一応。
 
 「トロピコ」は、カリブ海の小国を経営するシミュレーションゲームです。
 ゲームは1950年から始まり、内外の政治的要求や経済問題などに対処しつつ、国を発展させていくのが目的です。
 
 動画では、ゲーム「アイドルマスター」のキャラクターを登場人物に据えつつ、「トロピコ」の紹介をしています。
 ……そのつもりなんですけど。

トロピコ 日本語版 Best Selection of GAMES

トロピコ 日本語版 Best Selection of GAMES

  

舞台


 トロピコ共和国。
 前述の通りカリブ海に存在する架空国家です。
 
 動画では、1949年にソ連の探査船によって島の存在が確認され、その帰属を巡って米ソがにらみ合っているどさくさの間に独立を宣言した、という設定になっています。
 
 大統領である春香が、退任後に日本でアイドルデビューするつもりらしいので、他国との二重国籍が認められているものと思われます。(脳内設定)
 
 公用語は……国民の構成からするとスペイン語である公算が大でしょうけど、
「春香たちってスペイン語話せるの?」
 といったツッコミはなしの方向で。
 ……よくチェコだったりドイツだったりするじゃん。
 
 なお、トロピコ共和国が存在し、ヨーゼフが生き残っていることを除けば、あとは大体史実通りの歴史が展開しています。
「この世界でも日本は敗戦国なのか」
 とか、
「ドイツは負けたのか」
 とかいうコメントが付いてむしろびっくりしました。
 

登場人物

天海春香

 トロピコ共和国初代プレシデンテ(大統領)。
 メインヒロイン(笑)。
 
 プレシデンテの任期が終わった後は、日本に帰ってアイドルデビューする予定。
美空ひばりに負けない大スター」
 が目標……と、第3回(後編)(1952年)で言っていました。
 
 架空戦記では春香が元首というと「閣下」がデフォルトのようでもありますが、基本的には白い春香さんです。
(黒くなる時は画面が暗転する)
 
 春香が主人公なのは、りんざPのチェコス(ry)の影響が大きいです。
【ニコニコ動画】春閣下で世界征服 その1 [修正版]
 初めて見たiM@S架空戦記がこれだったので。
 
 トロピコ動画を探しているうちに行き着いた、サザエPの動画の影響も受けています。
【ニコニコ動画】【トロピコ×アイマス】春香さんはカリブの独裁者
 
 あとは、本人の個性が薄いのでゲームそのものの紹介に適しているという……。(ひでえ)
 
 ヨーゼフの正体には気付いているんだけど気付いてないふりをしている設定。
(なので、話題がそっちへ向かうと適当に話をそらしている。パキスタンとか)
 
秋月律子

 大統領補佐官
 このポジションなのはやっぱりチェコス(ry)の影響。
 
 常識人なので苦労するというかわいそうな役回り。
 
 基本的に福祉の充実を優先したがる台詞回しになっています。
 だから、もし律子さんがプレシデンテだと、政策としてバランスが取れないという脳内設定。
 
 他のアイドルとともに765プロの所属……なんですが、765プロって何をする団体なんだろう……。
 
ヨーゼフ

 秘書官。
 
 秘書官です。
 たまに動画を作りながら「書記官」と間違えそうになります。
 
 ナチスの宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルスなのは秘密。
 
 ちなみに、彼のことを「ヨーゼフP」と書いているコメントがたまにあるんですが、作者である「ヨーゼフP」とは設定上も別人です。
(だから、ヨーゼフが他のキャラから「プロデューサーさん」とか呼ばれることはない)
 
 まあ、なんでも、いいですけれど。
 
 無断で「建築許可制度」を導入し、入ったリベートは南米のナチ残党に送金しています。
 
 妻や子どもは……たぶん南米で静かに暮らしてるんじゃないでしょうか。
 
「いい子」である律子さんに対して、ロクでもないことを提案する役回り。
 両者の話を聞いてバランスをとるのが春香の仕事になります。
 
高槻やよい

 第1話、移民第一陣でやって来た日系トロピコ人。
 
 第2話で本人が語るには、親が元軍人で公職を追放され、事業を興すもうまくいかず……という貧しい家庭環境。
 半ば口減らしのために一人で移民してきて、実家に仕送りまでしているという苦労人。
 
 このあたりの設定はピートPのアストロノーカ動画の影響を受けています。
【ニコニコ動画】【アイドルマスター】Im@s○○○○ やよい式××××のススメ プロローグ
 
 やよい視点を導入することで、「トロピコ共和国」が一般の国民にとってはどんな国なのかが見えるのではないかな、と思って配置しました。
 
 なので、トロピコが貧乏国である限り、当分は貧乏です。
 
双海亜美

 アメリカ代表として、外圧をかけに来たり海兵隊から「マム」呼ばわりされたり。
 なんで12歳の子どもがそんな高い地位にいるのかは脳内補完できてないので聞かないでください。
 
 「どうやって見分けるのか」というコミュからネタを思いついた瞬間に配役が決まりました。
 
双海真美

 ソビエト代表。
 
 ……アメリカに比べると、ソ連は理不尽な人事でも実現しそうな気がするのは偏見でしょうか。
 
如月千早

 共産主義のリーダー。
 
「ぺったんこウラー!」
 は使い古されてる気もしたんですが、
「高槻さんと私は平等……平らで等しい」
「あずささんには貧しい者の気持ちが分からない」
 とかの会話を思いついてしまったのでやっぱりこのポジション。
 
 わりと庭上げPの影響を受けて決めた配役なわけですが、個人的には、千早は真面目で努力家な反面、努力の方向を間違ったまま突き進んだり、視野狭窄に陥ったりしがちな人だと思っています。
 
 そういう意味で(しばしばアネクドートで出てくる通り)、
「熱心な共産党員」
 という立ち位置って似合ってるのかもなあ、と最近思います。
 
 ……本編中だと、思想的には共産主義だけど、ヤヨイスキーがそれに優先されてるちょっと駄目な子ですが。
 
三浦あずさ

 資本主義のリーダー。
 
 私は決してあずささんを嫌いではないんですが、資本主義派閥がプレシデンテと仲が悪い関係で、どうしても描写が「黒あずさ」になってしまうという……。
 あずささんのファンには申し訳ないです。
 
菊地真

 軍国主義のリーダー。
 
「相変わらず脳筋か」
 とか言われるのは残念なのですが……。
 
「本人は女の子らしくなりたい」
 という点は表現したいな、と。
 
星井美希

 知識人のリーダー。
 
 誰をどの派閥にするか迷った末、
「この国の知識水準がわかるわね」
 と律子さんに言わせるためだけにこのポジションに。
 
水瀬伊織

 宗教的派閥のリーダー。
 
 トロピコで主流なのはカトリックだと思われます。
 
 デコが光るから天照大神、とかいうネタも考えたけどやめました。
 
萩原雪歩

 環境保護論者のリーダー。
 
 ゲームではかなり影が薄い派閥なので、意図的に出番を考えないと出てこないという……。
 
音無小鳥

 動画の案内役であり、トロピコの入国管理官。
 
 メタ発言を好きなだけできる、作者的に便利な人。
 
 春閣下の他にヨーゼフの正体に気付いている(というかメタ的に知っている)のはこの人だけ。
 ……小鳥さんはゲッ「ペ」ルスだと思ってるんですが、誰もそこに突っ込める人がいません。
 
KKK

 国際興業株式会社の皆さんごめんなさい。
 
トロピコにまともな宗教施設が不足しているために、宗教的なトンデモがはびこっている」
 ということで、トンデモ代表。
 
 第1〜2話を作った時には、こんなに出番の多いキャラになる予定ではなかったんですが、実質的には反プレシデンテな宗教家の代表になっています。
 こいつがいてくれるおかげで、伊織の表現があずささんのように黒くならないですんでいる、という……。
 
ARYAN01(仮)

 南米に潜伏するナチ残党、「新ゲルマニア」の代表。
 ヨーゼフから資金を受け取ってます。
 
車掌さん(仮)

 一回だけ出てきたナチ残党の人。
 
 ……SSの制服を画像検索で探したけど適当な画像が見つからなかったので、手に入った画像に目だけ描き加えてできた人。
オデッサ旅行社」という名前も車掌さんから連想したという安直ぶり。
 
 誰も言ってくれないから自分で書くけど、
アントウェルペンまで行きたい」
 という暗号は、「ラインの守り」作戦から来てるんですよう。