第6回。
第5回はこちら。→http://d.hatena.ne.jp/JosephP/20100110
第7回はこちら。→http://d.hatena.ne.jp/JosephP/20100117
この回のオープニングは、ドイツの「ラインの守り」作戦や、真珠湾攻撃の映像をつなぎ合わせてできています。
最初と最後はYouTubeから「日本ニュース」を拾ってきたもの。
一応、「ニュース映画」という位置づけで。
春香の対米演説は好評で何より。
ああいう文章を考えるのは楽しいです。
おかげで選挙編はお互いに舌禍の嵐になるわけですが。
入国管理局の沖合に停泊してる船は、アメリカのフレッチャー級の画像を使っています。第二次大戦で一番沢山建造された駆逐艦なので。
ただ、ゲームの船とは煙突の本数が違うので間違いなく艦種が違うと思いますが。
実際のモデルはなんなんでしょうね。
まあ、米ソ両方で同じ形なので、モデルは存在しない可能性もありますが……。
っていうか、海兵隊ってあの駆逐艦に乗ってるんでしょうか。
実際には上陸作戦が決定されてから別途送られてくるんじゃないか、とか色々考えましたが、軍事的細部を考えても仕方のないゲームなのでその辺は適当に。
過程がどうだろうと「とにかく勝てない」って話ですからね。
ネズミーマウスマーチを使ったのは、フルメタル・ジャケットから。
「家に来て妹を……」
も同じ映画から。
……あっと言う間に元ネタがバレてびっくり。すごいなニコニコ。
その一方で、第5回の
春香「診療所が定価で建てられないよ?」
の時には、建築許可制度のせいだ、というツッコミが入りませんでしたね。
なので今回、外務省庁を建てる時に
律子「どうして見積もりより20%も増えてるの?」
という台詞でだめ押ししています。
建築許可制度の導入自体には速攻で気付かれたのに。不思議。
ハンス氏(およびその他ナチ関係者)は、最初の頃コメントで登場を期待する声があったので
「来ませんよ?」
という意味合いを込めて顔見せ。
っていうか、これ以上登場人物を増やしたら収拾が付きません。
小鳥さんとブレジネフの会話のシーン、背景は一応クレムリンの写真なのですが、クレムリン宮殿の中は写真撮影禁止らしく、ググってもあまり使えそうな写真がありませんでした。
使ってるのはワシーリ大聖堂だったかな。
BGMはチャイコフスキーの交響曲第6番。
ロシアだし。
「ポーランドの民族衣装も捨てがたい」というのはブラックジョークです。
なんでポーランド人の移民をソビエトに頼むのか、という。
春香の演説、動画的にはアレですが、実際のゲームではちゃんと友好度が上がってます。
友好度が変化した状態がしばらく続くと、砲艦が来たり帰ったりするのかも知れませんね。
やよいアパート、まともな鍵はついてない脳内設定。
「鍵をかける効果音が欲しかった」
といコメントを読んでから考えたんですけど。
まあ、
「バラックより一段上」
程度だから、せいぜい雨風がしのげるレベルかな、と。
(新築なのに、やよいが雨漏りすると言ってるのもそれで)
やよいと千早の微妙にかみ合ってない会話は楽しいなあ。考えるの大変だけど。
選挙要求の時にわいわい聞こえる群衆の声は、ゲームの音声からとっています。
「ドイツ語」という指摘がありますが、たぶん違いますよ−。
「トロピコ民主少一点」は気付いた人がいましたね。
中国の民主化運動で使われた「中国民主少一点」をそのまま持ってきています。
そのまま意味をとれば
「中国は民主化が少し足りない」
という意味ですが、
「“民主”より点が一つ足りない」
という意味にとると、「民王」となり、共産党による王朝支配が行われている、という皮肉になるのだそうです。
「水晶の夜」は画像探しのためにググって吹いたなあ。
私は絵が描けないので、動画に使う画像を探すのにはけっこう時間がかかってるんですが、画像検索は英語で(時にはロシア語で)ググった方がマシなことも多い、と最近気づきました。
不意打ちされた小鳥さんと真が雑談してるのは、
「画面に出ない時にも、みんなそれぞれに生活してるんだよ」
ということを表現したかったので。
フルーツ牛乳の話をしてますが、フルーツ牛乳が初めて発売されたのがこの時期なんです。
予告編に出てきた「フルシチョフが当選確実」というのもアネクドートの一つ。
元は、ブッシュとゴアが戦って、無効票やら再集計やらで混乱した、2000年アメリカ合衆国大統領選挙の話。
「混乱するアメリカ大統領選挙に決着を付けるため、中立な第三者の手を借りることになった。
集計を依頼されたロシア選挙管理委員会による結果発表。
『プーチンが当選確実』」