第10回。

 第9回はこちら。→http://d.hatena.ne.jp/JosephP/20100123

 第11回はこちら。→http://d.hatena.ne.jp/JosephP/20100128
 
Xファイル」は大好きですが途中までしか知らないです。
 で、いくつかバージョンがあるうち、最初のオープニングを探してきてそれを再現したんですが、結果として、視聴者を置き去りにしてしまったようです。
 そうか、MIBは通じてもX-Filesはネタとして通じないのか、ナンテコッタ。
 
 ていうか、Xファイルよりハウニヴの方が有名ってどういうことなの……。
 
 タクティクスオウガも、もう古すぎるんでしょうね。
 なんせスーパーファミコンだしなあ……。
 
 ハウニヴのことはずいぶん前から考えていました。
 というか、雪FOでしょ? ヨーゼフでしょ? 中南米でしょ?
 これで出さないほうがおかしいだろ、常識的に考えて。
 
 ヨウ素131は……これまたネタとして微妙でしたか。
「着陸地点から放射線が検出」
 というのはUFOネタの定番だと思うんですが、「安全なレベルの放射能」というのをお話の中で扱うのは難しいなー、と思いました。
「安全です」
 って強調すればするほどうさんくさくなりますしねー。
 
 Bqというのは、かつては「壊変毎秒」とも称し、一秒間に何個の原子が放射性崩壊するかを示す単位です。
 5Bq/kgだと、問題の土壌1kgの中では、毎秒5個の放射性ヨウ素原子が崩壊していることになります。
 
 ヨウ素甲状腺に蓄積されるため、ヨウ素131を吸入すると甲状腺がんの原因になります……が、動画中で触れたとおり、人間の体そのものが120Bq/kgを超えている(言い換えると、体重60kgの人なら、毎秒7000個以上の炭素14カリウム40が崩壊して放射線を体内で発生させている)し、普段の食事もそのくらいの放射性を帯びているので、「土が5Bq/kg」ということ自体は、安全性を問うレベルではありません。
 
 ただ、じゃあ善永記者(日本のマスコミ、という設定)は調査が足りないのか、というとそんなことはなく。
 ヨウ素131は核反応の副産物として生まれる元素で、半減期が短いために自然界にはほとんど存在しません。
 それがなぜか検出され、その原因について政府から納得できる説明がない、というのは、
「すぐに消えるから大丈夫」
 では済まされないわけで。
 
 しかし、5Bq/kgって当時の技術で検出できるんでしょうか。
 調べた限りだと、現代でも1Bq/kgくらいが検出の限界(「ヨウ素131だ」と特定するためには)っぽいんですが。
 
 ……そしてやっぱり、真美を不憫がるコメントが多いですね。うん。
 
スターリンの砲兵行進曲」というのは必ずしもこの展開を意図した伏線ではなかったんですが、スターリン批判の後なのにこの曲なのはおかしい、というのは作った時から分かっていました。
 誰かにコメントでつっこまれるんじゃ、とずっと気になっていたので、ここで回収しました。