【アイドルマスター】プレシデンテ春香のトロピコ建国日記第20回

第19回→http://d.hatena.ne.jp/JosephP/20101017/1287331303

第21回→http://d.hatena.ne.jp/JosephP/20110126 
 
 いやあ……。
 
 なんでこんなに長くかかったんだろう……。
 
 いつも
「作る」→「投稿」→「放心状態(他の人の作品を見る)」→「なんとなくアイデアがまとまる」→「作り始める」
 ……のサイクルで動画を作ってますが、今回は放心状態になってる期間が超長かったです。
 なんか、アイデアがまとまらなかった……。
 
 純粋に制作にかけた時間はあまり変わらないですね……。
 
 毎日、
「〜〜さんのウォッチリストに登録されました」
 メールが増えていくのを見ながら唸ってました。
(ありがたいことなんですが)
 
 私の場合、シリーズを途中までしか見てないのはマイリスト、最新作まで見た=追いついた人はウォッチリストに入れてるので、それだけ大勢に追いつかれたのかと。
(でも、新しく投稿したらまた登録してくれる方が増えたので、使い方が違う方もいるんだろうと思います。当然ですが)
 
 冒頭に出てくる貨物船「Unidad」ですが、たぶんスペイン語で「団結」を意味するはずですが、スペイン語は知らないので疑わしい。
 発音が「ユニダード」でいいのかどうかはもっと疑わしいです。
 
 Uボート、貨物船を拿捕したこともありましたか、そうですか……。
 そうかもな、とは思ったのですが……。
 
 作中で使った便箋、大体は画像検索で見つけたのをほとんどそのまま使ってるんですが、真のだけはよさげなのが見つかりませんでした。
 
 使いたい方はどうぞ。
 何に使うのか知りませんが。

 

宣伝戦について。

 今回、いちばんうだうだ考えたのは、やっぱり宣伝内容をどうするかでした。
 凡人の作者が天才の技をどうやったら描写できるのか、という……。
 
 うん、よく考えたらトロピコともアイマスとも関係ないね。
 
「自分を一番うまく説得できるのは自分」
 というのは、なんかそういう実験があるんだそうです。
 
 ↓この本から受け売りです。
プロパガンダ―広告・政治宣伝のからくりを見抜く
 
 第二次大戦中、アメリカでは物資の欠乏が問題になりました。
 
 ……と言っても、いつものように肉をモリモリ食えないとかそういうレベルですが。
 
 で、アメリカ連邦農務省・食習慣委員会は、今までペットの餌くらいしか用途の無かった牛の内臓肉も食べるよう国民に呼びかけよう、と考えました。
 要はホルモン焼きとかですね。
 ……なんて贅沢な戦争なんだ……。
 
 効果的な広告戦略の研究を依頼された「社会心理学の父」クルト・レヴィン(元はドイツ人でしたが、アメリカに逃げてきたのです。……ユダヤ人だったので)は、呼びかけの対象となる主婦を集め、彼らを2つのグループに分けました。
 
 一方のグループは、45分間にわたる専門家の講演を聴かされました。
 物資の欠乏、タンパク質の重要性、おいしい内臓肉料理のレシピ……。
 
 もう一方のグループは、物資の欠乏と、内臓肉利用の必要性について簡単に説明された後、小グループに分かれ、
「なるべく多くの一般国民(特に主婦)を、食用内臓肉計画に協力させるにはどうすれば良いか」
 について、45分間のグループ討議を行いました。
(このグループ討議で提案された内容自体は、講演を聞くチームが聞かされた内容と大体同様だったそうです)
 
 すると、その後の追跡調査では、45分間の講演を聴いたグループでは、実際に内臓肉を使うようになった人は3%に過ぎなかったのに対し、後者のグループでは、実に32%が自らそれを使うようになったのだそうです。
 
 グループ討議をした人々は、
「お前が内臓肉を食え」
 と要求されたわけではありません。
 
 単に、
「他人に内臓肉を食わせるにはどうすればいいか」
 を話し合っただけなのですが、その話し合った内容に、自ら影響されてしまったわけです。
 
「相手に宣伝だと気付かれないのが良い宣伝である」
 とは、ゲッベルスの言葉ですが、くだんの主婦達も、宣伝方法を議論させられること自体が自分への宣伝だ……とは、おそらく気付かなかったでしょう。
 
 いい加減長すぎて没になったヨーゼフの台詞。
 
「どれほど文章が巧みな広告でも、他人に商品の素晴らしさを理解させるのは難しいことです。
 なにしろ、読者はそんなことを知りたいとは全く思っていないのですから。
 しかし、
“CMのために良いキャッチフレーズを考えよう”
 と思えば、セールスポイントを探すために、新聞広告をしっかり読まねばなりません。
 新鮮さ、技術的な新しさ、大阪万博で提供されたという事実、日本との友好関係……。
 そういったことを、自ら進んで学んでくれるのです」
「テレビCMを熱心に見るのは、普通は広告関係者だけです。
 しかし、CM募集キャンペーンは、それに触れた人間を、ある意味で“広告関係者”にします。
 この新聞広告を見て、
“どんなCMがいいか”
 を考えた人は、実際にテレビCMが放映された時には、
“いったいどんな内容になったのか”
 という興味を持って、注意深くCMを見てくれるでしょう」
 
 ……没になった理由は他にもありまして。
 
 私が広告関係者ではないので、あまり偉そうなことをヨーゼフに言わせて、プロの人からツッコミが入っても恥ずかしいなー、という。
 
 でも、もしプロのご意見があれば、ブログの方にコメントを頂ければ勉強になります。