【旅m@s短編】千早と春香のえのしまなう。
フツーP。
見て個人的に衝撃を受けた作品。
なんで春香さんがメガネなのかは……いやきっと、アイドルだから変装してるんですかね。きっとそうだ。
千早がそのままなのは……ええと。
それはさておき、各シーンの立体感がなんとも言えない。
第0話はほとんど事務所なのであまり感じられないかもしれませんが、出発してからとか特に。
というわけで第1話も貼っておきます。
うおおちゃんと新宿駅にいるように見える!
電車に乗ってるように見える!
カメラワークとか……ため息が出ます。
ほとんど写真と立ち絵の組み合わせなのに、本当に立体的に見えますよ。
今まで、いわゆる「聖地巡礼」的なものには興味がなかったんですが(だって、「本当に」2人がそこを通ったわけじゃないのは自明なわけで)、もし江ノ島に行ったら、はるちはの通ったルートを通りたいな、とか、2人が入ったお店で食べたいな、とか。
そう思ってしまう奥行きがある作品でした。
カットインとかの演出も唸らされるものがあり。
こういうのはもう技術ではなくセンス……なんだろうか……。
ノベマスはどこまで動くべきなのか、というのは、以前から色々思い悩んでいるところです。
ニコニコ「動画」なんだから当然可能な限り動くべき、という思いもあり。(あの金字塔「3A07」のように)
一方、むやみに動いても見づらい、という思いもあり。(あえて作品名は伏せますが)
動くと見づらい、って、言い訳に聞こえるかも知れませんが、なにせ声優さんを使えないという制限がある以上、台詞は「読んで」もらわなきゃならないわけで。
当初はできるだけ動かすべきだと思っていたんですが、ダイアルアップPの「雪ねぇの部屋」を見て、
「ほとんど動かなくてもここまで見せることが出来るのか!」
と衝撃を受けたり。
で、揺れる気持ちが逆に「動くべき」方面にぐーんと振れたのがこの「えのしまなう」でした。
(その影響でできたのが、トロピコ第23回、“プレシデンテ幼少期の家”からの「帰り道」のシーン)
いや……MMDを活用すればもっと動かせるんでしょうけど。
今は私服モデルもあるみたいだし……。
ダイアルアップPも今はMMD使いだし……。
でも、質感がだいぶ違うし……。
「立ち絵」として流通してるグラフィックと「福笑い」の違いでさえちょっと気になるもんなあ、と言い訳してみたり。
ともあれ、この作品を見て、立ち絵を自前で用意するのって、大変だけどその価値はあるんだなあ、とつくづく。
精進します。