プレシデンテ春香のトロピコ建国日記第27回

26回→http://d.hatena.ne.jp/JosephP/20120303

27回余談→http://d.hatena.ne.jp/JosephP/20120505
28回→http://d.hatena.ne.jp/JosephP/20120604
 
 なんか、真の改変立ち絵が評判がいいので、需要はさておき調子に乗って公開してみますよ。

(クリックするとちょっとだけ大きいのが見られるはず)
 
 ……まあ、頭を少し大きくして、さらに目を少し大きくしただけですので、だいぶアラもあると思います。
(映画館のシーンでは縮小した上に暗くしたので目立たないかと)
 あとちょっと、ジャージの色も鮮やかにしてみました。子どもだし。ショタとか言うな。
 
 あまり得意げにお見せできるようなものではないですが、でも自分の素材を提供するチャンスは逃さないようにしないと!
 いつも他人の素材を使ってばかりだから!
 
 ついでに、兵器庫のポスターも。
 
 一枚目は、昔作って、このブログにもずっと載ってる奴。
 

 
 ……小さいって?
 クリックすると大きいのが見られるけど、画像が荒くて……。
 
 二枚目は、今回作った春香さんの。

 文字の意味は、「この平和を守るために」でいいんですかね。
(動画中では、天井のライトに合わせてちょっと光源処理を入れてます)
 
 それが誰の台詞なのか(軍の言葉なのか、春香さんの言葉なのか)で意味が違ってくると思うんですが。
 
 さて、ガンダムについて、「本放送では子どもの人気はあまりなかった」という指摘がいっぱい。
 そ、そうか……自分が初めて見た時は……げふんげふん。
 
 まあ、亜美真美だし。
 
 小鳥さんが延々喋ってるのは、
 
モビルスーツの動力源、小型核融合炉について(ガンダム第1話より)
核融合とは何か?
・小型核融合炉……ミノフスキー/イヨネスコ型核融合炉について
ミノフスキー粒子について
ミノフスキークラフトについて(5話より)

 
 ……みたいなのを想像してます。
 
 この時点では「ミノフスキー物理学」の設定ってまだ確立されてない気がするので、ファンによる推測に過ぎない、という感じで(それにしても詳しすぎる気はする)。
 とはいえ、詳しい方からのツッコミに耐えられるほどの知識はないので、その動画を作ったりはしません……。
 
 鉄十字勲章の付け方については勘違いしてましたか、私。
 前回登場したのが「二級鉄十字章」だったら、あれはボタンホールにリボンをつけてなきゃいけない?
 おかしいな、とは思ったんですが……。
 
 超音波ごきぶりホイホイは……え、60年代にはもうあったんですか。
「ペストX」を念頭に置いてたんですが。
 
 ……でもやっぱり、売ってはいても効かなかったんじゃないかなあ、などと。
 
 千早と伊織の登場シーンがなんか中途半端でしたね。
 教会のシーンも入れたかった……というか作ったんだけど尺の関係で先に延ばしてしまいました。
 
 というか、本編と絡まないエピソードになってしまうのでどうしよう。
 
 本編なんてあるのかないのかわからない世界ですが。
 
 Leoが入れられている「営倉」ですが、日本軍の営倉は外と隔絶された独房で、米軍は金網で囲って周囲から丸見え(晒し者)なんだそうです。
 お国柄でしょうか。
 
 トロピコCQCについては……いずれ語る機会もあるでしょう(?)。
 
 あと、垂直同期を懐かしむ声が多くて吹いた。
 今のテレビだと、ホワイトノイズさえ映らないですしね。
 しかし、常々思うけど、このシリーズの視聴者は一体どんな年齢分布なのか。
 
 アニメをマンガと呼ぶについては意図的だったので、気付いてもらえてうれしいです。
 まだ昭和ですから。
 
 ……ぜぜっ、ゼノについては、本編で触れたとおりです。
 コメントを見ると色々な意見があるようで、なんか政治ネタ以上に触れてはいけない気がする。
 
 さて、ガンダムの制作、この時代は「日本サンライズ」だ、という指摘がありました。
 そうですね……。
 ロゴとか今と違ったんじゃ、とも思ったんですが、わからなかったのであのような形になりました。
 
 えーと、ずっと言ってることですが、ゲーム的な山場は第8回あたりで終わってしまっているので、どうにもネタ切れが苦しいところ。
 窮余の策で、一話完結じゃなくて前回から続いてみたりしましたが、各話の間が2ヶ月も空いてるんじゃ、作者はともかく視聴者は忘れてしまうよなあ……と思います。
 困ったものです。
 

動画と技術。

トロピコの27回、技術的に成長した、というお褒めの声があり。
 大変ありがたいのですが……そうかなあ。
 
 嫌味に聞こえるかも知れませんがそういう意味ではなくて、なにぶんほとんどAviUtlの機能(正確にはその拡張編集の機能)をそのまま使ってるだけなので、自分の技術と言うより開発者の技術なのです。
(垂直同期は、元の動画に「画像ループ」と「ラスター」のエフェクトを掛けて、その上にテレビ画面の枠をかぶせてるだけ。白黒になるのは「色調補正」です)
 
 大部分はただX・Y座標が移動してるだけだし。
 
 見る側にとっては、いっぱい動くと良く見える、ということなのかなあ、と思います。
 
 動かすこと自体はそれほど難しくはないのです。
 でも確かに、動かない画面に比べれば、人物などが生き生きして見えるのは事実。
 
 んー、それで面白い動画が増えるなら、「動く紙芝居制作講座」とか作ってみようかなあ、とは、ちょっと前から思っています。
 技術指導というより、簡単さを紹介する意味で。
 
 でも、動画制作講座ってしばらく前に流行って、今さら私が作らなくても偉大な先人の作品が山ほどあるんですよね。
 
 しかし、なんというか、動画を制作してる人が見て
「これすげえ! どうやっているんだ!?」
 と思うようなものが、そうでない視聴者にもウケがいいとは限らないですよね。
 
 こないだいっこく堂の腹話術をテレビで見てて思ったことなんですが……。
 腹話術で半濁音(ぱぴぷぺぽ)を発音するのは難しいらしい。
(普通にやるとどうやっても口が動いてしまうから)
 
 でも、普通の人は
「これは難しい技術なんですよ!」
 って説明されなきゃそんなのわからないわけで。
 
 だから、その難しさがわかってる腹話術師が見れば
「うおおすげえ! なんて技術だ!」
 って思うかも知れないけど、一般人は別にそこまで驚かない。
 
 似たようなことを思ったのは、ドラクエ4の第4章のラストとか。
 ハバリアの街から船が出航するシーンって、技術的にはすごい高度らしいんですが、雑誌で「あれはすごい」って言ってるプログラマの記事を読むまで、すごいんだとは気付かなかった。
 
 まあ、いっこく堂みたいなその世界の第一人者になると、テレビ制作の側で「これは凄い技術で」って説明してくれるから、私みたいな一般人にもわかるんですが。
 でも、そこまでの達人でないなら、「技術的に凄い」ことより、「見る人を楽しませる」ことを念頭に置かなきゃダメだな、と思います。
 
 ドラクエ4だって、演出上必要だからあのようにしたのであって(良いシーンですよね)、技術を見せびらかしたかったわけではない。
 
 もちろん動画制作だって、見る人のために作っているはずなんですが、ともすると、より面倒で高度な技術を投入することが、クオリティの高い動画であるような気になってしまったり。
 
 すごく高度なSFXが使われてる映画ならおもしろいのか、という話かも知れない。
 
 ……まあ、自分はそこまで高度なことできませんけども。
 
 ともあれ、とにかく見る人が楽しんでくれるような動画を心がけたいと思います。
 当たり前なんですけれども。
 

プレシデンテ春香のトロピコ建国日記第26回

25回→http://d.hatena.ne.jp/JosephP/20111009

27回→http://d.hatena.ne.jp/JosephP/20120304
 
 サムネ釣りに挑戦ですよ!
 
 ……そうでもない?
 
 さて、なんか、説明不足だったみたいなんですが……。
 
 やよいが、「伊織ちゃんからもらった優待チケット」と言って、領収書を出すシーン。
 
 あれ、賄賂とかそういう何かだと思われた方が少なくないみたいなんですが、作者としてはそういう意図ではないです。
 
 発行人はナイトクラブ支配人なので、間違いなく支払いは終わっています。
 一方、払ったことになってるやよいが「もらった」って言ってるので、実際には払ったのはやよいではないです。
 つまり、伊織がやよい名義で入場料を先払いして、領収書を切ってもらった、ということです。
 その領収書を「優待チケットが余ってるからあげる」と言ってやよいに持たせたわけですね。
 
 チケットが余ったというのは嘘です。
(というか、優待チケットなるものがそもそも存在しない)
 
 ネタがわかってもらえないだけなら残念だなあ、で済むのですが、伊織が賄賂を送ったかのように受け取られるのは心外なのでどうしたものか……。
 
 ぱっとわかるように作るのは難しいですね……。
 
 観光客の滞在期間が異様に長いのは、本編中で触れたとおり、ゲームのスケール的にやむを得ないことですね。
 それを言い出すと色々変なことはありますし。
 
 布告の有効期間が表示されてるのは本当に最近気付きました。
 気付いてない視聴者の方も多かったようで……ですよねー……。
「3」以降では若干改善されましたが、それにしても、「〜〜の有効期間が終了しました」とかのメッセージが出てもいい気がします。
 
「ARYAN01」と研究主任が動かしてる「反重力機関」ですが、なんか「Nazibell」で検索すると出てきます。
 ドイツが開発していた反重力機関……と称するものだそうです。
 
 ドイツすげー(棒)。
 
 アネクドートの、米・独・日が登場する話、ロシアでは色々変形もあるようなんですが……。
 ロシアから見た3国のステレオタイプ、ということなので、日本人の感覚とはちょっと違いますね。
 日本から見たドイツ人はもっと合理主義的な感じがする。

春香さんは普通の子! だがそれがいい!

 アニマスの感想を。
 最終話のネタバレを含みますよ、念のため。
 
 思えば、第一話を見た感想が、
「すげえ、ニコマスみたいだ!」
 だったのを思い出します。
 
 春香さんがどんがらし、ハム蔵が脱走し、あずささんが道に迷い、雪歩が穴を掘り……。

 ニコマスと違うなあ、と思ったのは、伊織が子どもっぽいことくらいでしょうか。
 
 その時は、
「いやいや逆だ逆。ニコマスが、アイマスの設定をきちんと踏まえて作られてきた、ということだよ」
 と、思った……の、ですが……。
 
 実は逆でもなかったのかも知れない、というのは後述します。
 
 それはさておき、中盤まで見て思ったのは、
「ああ、春香さんって、本当に765のリーダーなんだな」
 ということでした。
 
 アニマス765プロが問題に直面した時って、以下のような感じかな、と。
 
・みんなが落ち込む。
 ↓
・春香「ねえみんな、こういう風に考えたらいいんじゃないかな? きっと、悪いことばかりじゃないよ!」
 ↓
・千早「……そうね。春香の言うとおりだと思う。落ち込んでいるばかりじゃ問題は解決しないわ。今、私たちにできることをやりましょう」
 ↓
・やよい「うっうー! がんばりまーっす!」
 
 みんなに元気を提供するのはやよいの役目かと思ってたけど、やよいだけだとパワーはあってもどっちに向かうのかが定まらないので、みんなの思考を建設的な方向に向けるのには春香さんが必要なのだなあ、と。
 
 で。
 終盤についてですが、その前に、ニコマスについて以前からずーっとひっかかってたことがあります。
 
ニコマス765プロは、芸能プロダクションと言うより学生サークルみたいだ」
 という指摘です。
(どこで読んだか忘れました)
 
 全くその通りで、765プロは企業であるはずなのに、少なくともニコマスでは、所属アイドルが鳴かず飛ばずでもプロデューサーも社長も本人もわりとのほほんとしているし、会社は潰れないし、お金の話は生臭い形では出てこないし、仕事や営業やレッスン風景よりもむしろ「同僚」であるアイドル同士やプロデューサーや小鳥さんがだらだらしたりキャッキャウフフしたりしてることの方が多いというかほとんど常にそんな感じみたいだし、売れっ子になってもあんまり忙しそうに見えないし、いつまで経っても765プロは雑居ビルの間借りだし……。*1
 
 これは、作者であるニコマスPが、芸能プロダクションの仕事に詳しくなかったり、そもそも社会人でなかったり、社会人だけどそんな生々しい仕事風景を趣味のニコマスでまで描くとかまっぴらだよ! とかいろんな事情があると思うのですが。
 
 しかし、アイドルたちの仕事が忙しくなって、お互い顔を合わせるのもスケジュール的に難しくなって、誰かの調子が悪くなっても遠くで心配するしかない……なんて、ある意味当然のはずですが(だって「同僚」に過ぎないんだから)、でもそんな765プロは見たくない、という思いはみんなあると思うのです。
 
 でも、それってある種の逃げなのかなあ……などともやもやしていたのですが……。
 
 そんな思いを抱えていただけに、アニマス終盤の展開は
「うわわあああ」
 という感じでした。
 
 見たくない765プロを見てしまった……ということではなくて、
「春香さんこそが、アイマス世界の中にいながら“そんな765プロは嫌だ”と思ってる人だったんだ!」
 という驚愕。
 
 ミュージカルの主役争いの前後、春香はみんなに、いわば「仲良しグループ」的であることを求めます。
 それが甘えだと言うのはまったく正しいかも知れない。
 仕事としては。
 
 でも、春香の好きな765プロとは、「仲間だもんね!」の世界であり、学生サークルみたいな集団だったのだと思います。
 
 春香は「普通の子」なんだから。
 
 普通の子である春香が、遠距離通勤で、学生生活もおそらく相当犠牲にして毎日765プロに通い続けられたのは、そこがただの「職場」ではなかったからなのだ、とあの時気づきました。
 
 そして、765プロのみんなを精神的にまとめ、支えてきたのが、まさにその春香なのですから。
 結局、765プロがあのような形であるのは必然だったのです。
 
 最終話「みんなと、いっしょに!」の結末では、765プロの全員が勢揃いし、「生っすか!?サンデー」も再開される……という、春香や私たちが求めていた、「仲良しサークル的765プロ」に回帰します。
 そして、人気アイドル集団が、仕事をさておいて、社長やプロデューサーを含めた765プロのみんな(……といっても、人数は全員顔見知りな規模のまま)で花見に出かける、という、ニコマス的イベント。
 
 さらにもうやりすぎじゃないのか、と思ったのは、社屋の移転が計画されるも、黒井社長に妨害される、という展開です。
 
 ただ移転しないだけなら、そもそもこのエピソード全体が必要ありません。
 
 それをわざわざ、「移転しようと思ってたけどできなくなったよ」という話にするのは、
765プロはこれからも(アイドルがみんな売れっ子になっても)、ずっと雑居ビルの事務所だよ!」
 というスタッフのメッセージを感じます。
 そして、憎まれ役としての黒井社長もまた不滅である……という。
 
 ニコマスで描かれ続けてきた「学生サークルみたいな765プロ」は、逃げではなく、それで良いのだ、春香さんや他のアイドル達も、みんなそんな仲良しで居心地の良い765プロを求めているのだ……と、承認されたように思います。
 
 ……いや、本当にそれが逃げでないのかはわかりませんが。
 それに、アイマス世界はサザエさんドラえもんと違って、ずーっと同じ状況が続くわけではありません。
 いずれはそこから「卒業」していくアイドルもいるかも知れません。
 美希とか。
 
 でも、そうなっても、「765プロ」自体は(たるき亭の2つ上の階に)存続し続け。
 そして春香さんはその一員として、いつも楽しそうにみんなの世話を焼いているのであろうな、と思うのでした。
 少なくともまだ当分の間は。
 
 春香さんは普通の子です。
 
 そう揶揄されることもありますが、むしろ、それはその感性がファンの思いに近いということであり、春香さんの最も愛すべき特質なのだと思います。

*1:LV3の765プロは、オフィス風景から考えて、下手をすると名前を覚えきれないほどの社員を抱えていそうなのですが、ニコマスでそういう765プロは私は見たことがないです。

【嘘m@s】アイドル達がみりょくビームでゴーストと戦うようです【卓m@s】

 しばらくこのブログを更新しなかったのは、この記事を書くのが気が重かったせいでもあります。
 

 
 ……。
 
 見てくださった皆さん、ありがとうございます。
 
 しかし……その、思いのほか再生数が伸びませんでした。
 お話としても技術的にも、できる範囲でがんばったつもりなんですが……。
 
 ルイセンコ遺伝学の方が1.7倍くらい見てもらえてるとは……。
 

反省と言いつつちょっと愚痴る。

 一度送り出した作品は、作者はもう見守るしかありません。
 それが伸び悩んでるとなんかかわいそうになってくるという親心。
 どうすればもっと見てもらえたのか、あれこれ考えてしまいました。
 
1.タイトルが地味。
 こっそり変えました。
 
2.サムネが地味。
 変えようがない。
 ……いや、これで内容を表してると思ったんですが……。
 
3.題材が古い。
 トロピコより古い。
 でもでも、出たのはTRPG、「PARANOIA」と同じ年ですし。
 Xbox360でもゲーム化されたし……と思うんですが……。
 
4.動画そのもののクオリティがまだまだ。
 くだくだ言ってきましたが、
「見てもらえれば面白さがわかるのに!」
 というのは小説であれゲームであれ、常に作者の言い訳というか驕りであって。
 なんだかんだ言って、まだまだ私の修行が足りないのだ、ということは素直に認めないと。
 
でも、「見てもらえれば面白さがわかるのに!」。
 

内容について。

 さて、春香さんの能力値が「勇者的」なのはともかく。
 
 やよいの筋力は5でもいいかなー、なんて思っていたんですが、作ってる最中に、アニマスのやよいがトロフィーを持って「重いですー!」とよろけるシーンを見てしまったのでこうなりました。
 
認可の原子装置」というネタも相当前から考えてはいたのですが……。
 
 しかし、考えてるうちに震災が起きてしまい、デリケートな問題になってしまいました。
 でもやるんだけど。
 
 事件の真相について思い巡らしてる方もいるようなのですが、実は動画部分より先のことはあんまり考えてなかったりします……申し訳ないです。
 
 お気づきの方もいますが、「キモ春香」のようなものにリボンがついてなかったり、春香がさらわれて真のドレスキャップが奪われたりしていることから、リボンが鍵である、というところまでは考えました。
(しかし、小鳥さんの胸元にリボンがあるのってわりと忘れがちですよね。インカムが印象的なだけに)
 日本神話に登場するキクリヒメ(女神転生でもおなじみ)に関係している……というようなアイデアもあるんですけど……(「括り」の転訛だ、という説もある……と女神転生の本には書いてあったので)。
  
 でも、それがなぜ復活して、何をしようとしているのか……といったことは考えてもまとまらなかったので見切り発車的に作ってしまいました。
 
 ともあれ、技術的にはあれこれ試してみたので、それを今後の動画にも生かしていこうと思います。

千早ーッ! 俺だーッ! 幸せになってくれー!

 アニマス、神回でしたなあ……。
 
 ……20話の話ですけど。
 録画撮りを今さっき見終わったところ。
 
 恥ずかしながら目がうるみました。
 
 ニコニコに慣れすぎたせいか、いつもはアニマスの一話を一日で見ることは少なく、一話を二日とかそれ以上に分けて見ることが多いのですが。
(それでこんなに見るのが遅れてるのです)
 
 しかし、今回は一気に見てしまいました。
 あっという間でした。
 
 ……実は、今まで、千早のノベマス的なものを作ろうと思っていたのです。
 
 ほら、自分の動画の中の千早っていつもダメな子扱いですけど、一度ちゃんと真剣に千早とその過去に向き合った話を作りたい、と思っていて。
 実は、セリフとかテキスト部分はもう全部書き終わってるくらいです。
 
 しかし、お蔵入りにしようと思います。
 
 あの回を見たら、どう手直ししてもその劣化版にしかならない……。
 
 以下、ネタバレになります。
 
 弟の死や家庭不和という不幸をどう乗り越えるのか?
 というテーマに、Xbox版(無印)では……なんだろう、
「歌にもっと打ち込んで、歌手として成功すれば、弟も喜んでくれる(あるいはそれを忘れられる)」
 という答えを出したような気がします。
 
「2」では……はて。
 似たようなものでしょうか。
「死んだ弟が千早の活躍を見守ってくれている」
 的な。
 
 でもそれって結局、弟の死を乗り越えることはできていないんですよね。
 乗り越えられないからこそ、弟のために歌う、という。
 
 そこに、第20話は、違う「千早が歌う意味」を持ち込んだのだと思います。
 
 それは、「歌うことそのものが好きだから(あの頃そうだったように!)」かも知れない。
 あるいは、春香を始めとする仲間のためかも知れない。
 その仲間達とステージに立ち続けたいからかも知れない。 
 
 ともかく、今までと同じように歌うのだけれど、過去ではなく今のために歌うのだ、という形に昇華できたわけで。
 
 そしてまた、千早の口を通してしか聞くことのできなかった千早母の本当の想いを垣間見ることもでき。
 
 いや……。
 神回でした。
 
 かくも見事に千早を救ってくれたスタッフにありがとうと言いたい……。
 
 ちなみに私案ノベマスは、過去と向き合った千早が、
「自分は過去を美化しすぎていたのではないか?」
 と気付いて、“素晴らしかったあの頃”の思い出にいつまでもとらわれてはいけない、と思い直す、という話でした。
 あまり救いがないですよね……うん。
 
 春香やみんながいて、お互いを助け合うのが765プロなのだ、ということを見せてくれた素晴らしい話でした。
 いや……。
 やっぱりプロの作るストーリーにはかなわないと痛感しました……。

プレシデンテ春香のトロピコ建国日記第25回

第24回→http://d.hatena.ne.jp/JosephP/20110911/1315712487

第25回→http://d.hatena.ne.jp/JosephP/20120303
 
 えー、「ハウリングリボン掛け」については、私も舞さんも本気で言ってるわけではないので許してください。
 
 それはさておき、今回はサムネが水着の春香さんですよ!
(借りm@sのくせにサムネとか面の皮がどうなってるの、という話ではありますが)
 これで再生数爆増ですねわっほい!
 
 ……と思ったら、
「サムネがPV系だから見逃した」
 とかいうコメントが。
 
 おい……。
 
 その上、アピールのタイミングと曲を合わせるのとか初めて見たっぽい方のコメントも。
 
 ……つまり、PVとか全く見たことがないけどこのシリーズを見ている、という方がいるのですね。
 ありがたいことではあります。
 
 今回、あのシーンのために画質上げてるので容量的にはいつもより重いです。
 それでもエコノミー回避はしたかったので、エンコードも画質優先でえらく時間がかかりました。
 
 しかし、30秒たらずのシーンでこれだけ大変なんだから、PVとか作ってる人はすごいわ……。
 
 いえ、ちゃんと自分で素材を用意しようというつもりはあったんです。
 今までL4Uは持ってなかったんですが、このシーンを作るために購入して、キャプチャーボードまで買ったんです。
 でもやってみたら今ひとつピンと来なかったので結局他人様の素材を使ってしまったという……。
 
元動画「日刊天海春香 ソロ 「Do-Dai」 グラビアミズギ」

 
 ……正直に言うと、最初TunePの動画をそのまま使わせてもらおうかという考えもあったんですが、それは自重しました。
 
アイドルマスター トロピコ テーマ曲「Los Parranderos」

 いや……曲全部にダンスを合わせるとか、凄い手間がかかってますよね……あらためて。
 そこにネタを仕込んだりトロピコの動画を混ぜたりとか……。
(恥ずかしながら、トロピコに踊る司令官とかのムービーがあるのはこの動画を見て初めて知りました)
 
 74式のシーンはこちらの動画から。
 
陸上自衛隊記念行事

 音を消して、エンジン音だけ別に入れています。
 一応、74式のエンジン音ですが、77年当時もエンジンが同じだったかどうか。
 発砲音は適当です。
 
 途中でちょっとだけかかる「戦闘国家」の曲は、「専守防衛さわやかに」です。
 これも曲名を見て大笑いした記憶が。
 若干編集して短くしてあります。
 
戦闘国家 BGM集

 
 PV初挑戦で、さらにMMDも導入したりと、技術的にはがんばったんですが、内容的には超反省している回だったりします。 

 JGSDFの人が、戦車の種別について延々説明するシーンなんですけど……ああ、この先、DS版のネタバレを含みます。
 
**ネタバレここから**

 愛ちゃんが豆タンクなら、舞さんは重戦車、とはよく言われるところ。

 で、原作の舞さんは、最後はとうとう本当に重戦車に乗ってくるわけですが、
「自家用車と違って一人じゃ整備もままならないようなもの、一体どうやって運用してるんだよ」
「そもそも“重戦車”なんてどこから持ってきたんだ」
 という当然の疑問があるわけで。
 
 だから、今回の「次は重戦車を調達しなさい」と要求するシーンは、その裏話的な位置づけのつもりだったわけです。
 
 ……しかし、コメントの反応を見ていてふと気になって確認したら、DS版の問題のシーンは、あくまで「戦車」という表現になっていて、「重戦車」とは書いてなかった。
 
 やっちまったー。
 
「舞さんは重戦車」という言い回しのイメージが強すぎて勘違いしてました。
 原作と絡めたつもりのあの会話全体が、実は壮大な蛇足に過ぎなかったという……。とほほ。

 **ネタバレここまで**
 
 蛇足と言えば、舞さん登場以後、ビーチでだらだらしてるシーンも必要なのかなーという迷いがありました。
 途中まで作って、
「今回、ほとんど春香と舞さんしか登場してないじゃん!」
 と気づいてから入れたシーンなので、あまり必然性はないしネタも薄い場面だったりします。
 あのあたりが目に見えてコメント密度が薄いですし。

 わりと再生時も長めになってるし、あそこだけ1978年になってるし、分割して次回に回してもよかったんでしょうか。
 でも、なるべく毎回全員を登場させたいなあ、という思いもあって……。
 
 ともあれ、961組や876組を登場させてほしい、というコメントは時折あるのですが、なにぶん「765組デビュー前」という設定なので、後輩アイドルにあたる彼らの出番はないのではないかな、という。
(もちろん生まれてはいるはずですけど、響とかまだ沖縄にいるんじゃないかと)

 MMD、昔使った時は挫折したんですが、本体が進化したおかげか解説サイト等が進化したおかげか、わりと楽しく作ることができました。
 まあ、あの数秒の動画のために何時間もかかってるんですけど。
 でもやっぱり、質感はだいぶ違いますよね……。
 今回は、違和感を押さえるため、遠くに小さく見えるシーンで使ったわけですが、メインで使うのはやっぱり厳しいかなあ、と。
 ただ、
【理工学m@ster祭り2nd】チェス世界チャンピオンを負かしたコンピューター

 の千早とか、それほど違和感のない動画もあり。
 
 トゥーンシェードを変更すると質感が変わる、ということなのだろうか。
 
 いや……本当に奥が深いですね……。